2011年01月04日
最後の戦場
長く薄暗い階段を降りて行きます。
沖縄旅行6日目つづき
豊見城に有る“旧海軍司令部壕”へ行きました。
沖縄には何度も来てるのに、初めて行きました。
旧日本海軍によっ掘られた壕で、
枝分かれした洞窟の様になっていて、
いくつもに部屋に分かれています。
沖縄戦の凄まじさが怖いほど伝わって来ます。
たくさんの部屋の中には、
自決した際の手榴弾の後が壁にそにまま生々しく残っている
部屋もありました。
一つの小さい部屋の前には、
『この部屋で、兵士達は立ったまま睡眠や休息を取り
不眠不休で国に為に働いた』との説明の有る絵が
かけられていて、心が痛くなります。
沖縄戦での全戦没者は20~24万人と言われています。
武器らしい武器は何も持たず、
この壕から出て行った多くの兵士達の大半は
二度と戻って来る事が無かったそうです。
たくさんの千羽鶴のそばには
『全ての命が尊ばれる世界になります様に』
と記されていました。
この壕は、那覇市内を見渡せる静かな丘の上に有ります。
私達が平和にこの景色を眺められるのは、
とても恵まれた環境に有る事を深く思い知らされました。
ここが最後の戦場となり、
このきれいな景色をずっと眺められる世の中で有る
事を祈らずにはいられません。
そして、それは私達が守るべき事なのだと言う事も
強く知らせてくれる場所でした。
お天気が良いので、ドライブがてらに
あそこに行ってみようかなぁ
Posted by saeee at 22:01│Comments(0)
│沖縄本島